ギャルがesportsを救う!?、と云う話
こんにちは、よつうちです。
「ギャルに自分の好きなものをプレゼンしたい!」
これは全人類共通の夢ですよね。
当然僕だってできるものならプレゼンしたいものです。
ということでその夢を叶えるべく、昨日ウェルプレイドの谷田代表が主催する「ゆるふわesports座談会」にて、「陰キャゲーマーがギャルにesportsの魅力をプレゼンして(esports)好きって言わせたら勝ち」という、文字に起こしても「アホ」以外の形容詞が浮かばない企画を実施しました。(以下、本企画を「ぎゃるふわ」と呼びます)
結果からいうと、この「ぎゃるふわ」がただの神コンテンツだったので、本日はその振り返りをしたいと思い筆をとりました。
以下は実際に会場に来られた方の「生の声」です。
先日は #ゆるふわeスポーツ座談会 に参加してきました!
— 福島県eスポーツ協会(FSeSA) (@esports_fsesa) October 4, 2019
ゆるくてふわっふわっしててeスポーツに興味ない人も楽しめるような空間!みなさんプレゼンのレベルが高くて面白かった!#ぎゃるふわ #範囲で死ぬのはダサい pic.twitter.com/IQs5KUA77N
賞金に関する解説目当てで見に行った #ゆるふわeスポーツ座談会 だったが、後半のぎゃるふわもプレゼンのクジ順が神懸かり的で大盛り上がり。遠くから見に行ってよかった。
— アルファ (@alalpha_create) October 4, 2019
#ゆるふわeスポーツ座談会 のギャルにeスポーツをプレゼンするという雑すぎる企画が、偶然と人選によってここ数年で一番感情揺さぶられる内容で、想定外すぎてまた行く。 pic.twitter.com/uzfhH0tF7E
— 水流 (@suiexp) October 3, 2019
そもそも「ぎゃるふわ」はどう生まれたか?
この企画のルーツを遡ると9/18に主催の谷田氏からもらった1通のLINEに辿り着きます。元の話題は「ゆるふわまたやるから遊びに来てよ」という何気ないものだったのですが、その時に雑談ベースで以下のように提案したら結果、気がついたら実現に向けて話が進んでました。
※実際のLINEの内容。冷静に見ると、提案して1分でesports知らない女子を集めようとし始める谷田氏の頭のおかしさ瞬発力が際立つ。
そして、上記のLINEの3時間後に谷田氏からまた一通のLINEが届きます。
「3人のギャルがアサインできた」、と。
その3人が以下です。
※左から、ぽぽたにえんさん、DJ CHI☆MEROさん、チルチルミチルさん です。あまりにギャルが過ぎます。。。送られてきた写真を見て思わず谷田氏に「ギャルすぎwwモチベわかない!」とご連絡したところ、「企画したんあんたやw」とお叱りをいただきました。
しかも、よくよくきいてみると「ぎゃるふわ」は、最近業界でも話題になっている「JeSUと賞金問題」を当事者に近い弁護士さんをお呼びして疑問に回答していく、というトレンドを抑えた最高に高尚なコンテンツの後に行われるとのこと。
「ん?死んだかな?」この言葉が頭をよぎったことは言うまでもないでしょう。
仲間を集めて刻を待つ
もちろん、ただで死ぬわけにはいかねぇ!ということで、自分の周りの面白い人に声かけたりして、素晴らしいプレゼンターのみなさんが参加を表明してくれました。
今思い返しても「ギャルにプレゼンする企画にでてくれませんか?」というお誘いに「OK〜」と快諾いただいた変人勇者の皆様には頭が上がりません。
むじょるさん、はるかさん、やなけんさん、pontaさん、なんとかキララELさん ありがとうございます。(特に、全くツテもないのにいきなり谷田さんにコンタクトし参加表明を頂いたなんとかキララさんはコミュ強オバケの称号を授与したいと思います。)
迎えた当日、プレゼンターも僕も全員がそわそわしながら自分たちの出番を待っていました。ちなみにガチで谷田さんも僕もそれぞれのプレゼンターも事前にお互いの資料チェックなどしていません。
どんな会になるかは、文字通り神のみぞ知る、という塩梅でした。
そして、20:40ごろ
「ぎゃるふわ」は開幕しました。
※この企画の趣旨(なぜ我々はギャルにプレゼンすべきか)を説明する筆者。会場のリアクションは「はぁ。。」と「なるほど?」を足して4で割った感じの納得感でした。
そして、「ぎゃるふわ」が神コンテンツになるまで
空気が変わり始めたのはやはりギャルのみなさんが登場した後でした。
ギャルの皆様に自己紹介をお願いしたのですが、それがすでに素晴らしかったのです。
「やってるゲームは、、、ツムツムとか?」
「あっ、私荒野行動はきいたことあります。範囲で死ぬとダサいんですよね?」
この自己紹介で会場も気づいたのです。
「あっ、これギャルっぽいesports関係者じゃなくて、ガチのギャルだ。。」と。
そうなると俄然ゲーマーたちが何をプレゼンするのか気になるのが人間の性です。
そして、その熱気の中最初のプレゼンターのむじょるさんの話が始まります。
各メンバーのプレゼンはSNS公開不可の部分もあるので詳細はお伝えできませんが、事実だけを記すと4名のプレゼンの間、僕と谷田さんはずっと爆笑してました。
下記は、SNS公開OKの方のプレゼンの一部です。
※モンストの話なのに「殴りたい」とか「毎晩写真を燃やした」とか言ってた。来月からプロツアー始まるらしい、リアルファイトが見れる可能性微レ存なのでみんな見たほうが良さそう。
ほんとこんなに笑うことあるのか? ってくらい笑いました。
詳細は上記の通りで伏せますが、2人目のプレゼンターが「やはり入りやすいのは顔ですよね! esportsプレイヤーはイケメンが多いので紹介します!」というプレゼンをした後、3人目が「顔がいい、とかいって興味をもたせようとするのは浅い」とかいい始めたときは「神は完全に我々の味方だ、、」ってなりました。
さて、ここでポイントなのは爆笑してたのは「5人中4人」のプレゼンの間、というところなんです。最後のプレゼンターはるか氏のプレゼンに今までのような笑い声は起きませんでした。
しかし「ぎゃるふわ」のハイライトは他の誰でもなく、最後のプレゼンターはるか氏でした。
はるか氏はこのゆるふわなイベントに向けて1本の動画を作ってプレゼンに臨みました。(自腹で友人の会社に発注して創ったらしい、そのエピソード自体は相当あほ)
その動画はThis is esportsである「League of Legends(LOL)」に関するものでした。
壮大なLOLの世界大会のオープニングの紹介から始まった動画を見て、会場に居たほぼ全員が「eスポーツは規模とかスケールがすごいって話かな?」って少し油断しました。
しかし、そこから展開される世界最強プレイヤーFAKER氏のドラマ。最後試合に負けて「あること」をしたFAKER氏の心境を想像して、会場の全員が半泣きになりました。
「いままで全部ボケ路線でぷれぜんしてきたやーーん!なんでいきなりこんな泣かすねん!」会場の心の声がそう叫んでいました。
結果、40点満点なのに129点という最高得点を叩き出し、はるか氏が第一回の「ぎゃるふわ」の覇者となりました。
笑いあり涙ありの「ぎゃるふわ」は会場全員の想像を3億倍くらい超えた面白さとともに幕を閉じました。
バカなことするから笑ってて
終わってみるとゲラゲラ笑ってちょっと泣いて最高に面白い回でしたが、なんかふと思ったんですよね。
「何かを広めようとするとき、僕らは真面目になりすぎてないかな?」って。
ちゃんと伝えなきゃとか、歴史や文化に敬意を払おう、とか考えるのはもちろんそうすべきなんですが、でも今まで興味がない人に振り向いてもらうためにはやっぱり「面白い」ってことが何より大事なんだろうなって。
今回こんなに面白くなったのはもう本当にプレゼンターの皆さんの最高のプレゼンとくじ運の妙、そしてギャルの皆様が本気で向き合ってくれたことにほかならないんですが、そんな中でもそういう空間が生まれるきっかけを谷田氏と一緒に作れたということがとても嬉しいことでした。
企画に関わる人間の端くれとして、これからも沢山の人を笑顔にしたり熱狂させたりできたらいいなぁ、と思いつつ筆を置きたいと思います。
次はどんなことできるかな!
かしこ