自分の好きなものを布教する為に踏むべきステップを説明します、と云う話
お晩です、よつうちです。
本日は僕が推しているぜん君。さんのおぼろばんからからーTOUR最終日、東京LIQUIDROOMでの公演がありました。
このライブに僕は5人の新規客をリクルーティングしていったのですが、そのリクルーティング過程から、自分が押している対象を人に布教するためには正しいステップを踏む必要がある、ということを学びましたので読者の皆さんに共有したい次第です。
最初に:なぜアイドルライブにリクルーティングしているか?
結構シンプルな理由なのですが知り合いのアイドル運営の方から「布教ヲタが一番好かれるヲタクだ」という話を聞いたからです。
僕は一番イケてる布教ヲタになるべく、100人の新規客をライブにリクルーティングするという目標を立てて活動しています。(今はまだ10人位なので10%の進捗率です)
新規獲得ってどのビジネスでもすごく大変で、新規客動員のためのマーケティングコストは1万円を超える場合も多いので、100人新規客を連れてくるヲタクは少なくとも100万円の価値があると思うので、100万円くらいのバリューは推しに提供したいと思ってこういう目標を立てました。
いまは、10万円くらいの価値のヲタクだと思ってます。
人がハマるためには適切なステップがあることを理解する
さて話は戻ってどうやって推しを布教するかということなのですが、人がなにかにちゃんと嵌まるためには「コンテンツに触れる順番がとても重要」だと感じています。
アイドルで例えていくと、まず「曲」を勧めるのは愚策中の愚策です。
「νガンダムが伊達じゃない!」とかわめきながらバーニアの推進力だけで隕石の落下を止めようとするくらい愚策です。
そもそも曲は大体3-5分位あるので、其の時間を相手に割かせるのがハードル高いです。
なので、初手の正解は圧倒的に「写真」だと僕は考えてます。
かわいいは正義 です。
で、相手が「あっ、カワイイやん」と興味を持ったら次に提供するコンテンツは何でしょうか?
勿論曲!
ではないのです。
次は「エピソード」が正着だと私は考えてます。
エピソードとは例えば、、、
「よったんは次の大箱ライブが発表されてメンバーがガン泣きしながらMCしてるのに一人だけ飄々としてるところが魅力なんだよね〜」とか「よったんはシャウトが魅力なんだけど、シャウトで音量上がりすぎるせいかマイクの音量絞られてて歌ってるときほぼ聞こえないんだよね」みたいな、ちょっと興味をもたせるようなGAP系 & 其の現場を見てみたくなる情報を話しましょう。
ぶっちゃけ多少脚色してもいいです。重要なのはユニークさや見たくなる度なので、「よったんは声が可愛い」とか「よったんは顔がただ天使」とかはマジ意味がないです。 顔が可愛とか前のステップで終わってるからな!
ちなみに僕が過去ささったエピソードは
「現CY8ERの苺りなはむさんが電車の中でスタバのゴミを捨てて炎上して、その後 『ポイ捨て、ダメ、ダメ!』っていう曲を出した」っていう話と
「元BiSのプー・ルイさんがプロデューサーの渡辺淳之介さんに『死んで下さい』っていうメールを送った」という2つです。
両方、「なんでそうなったの?」とか、その時の雰囲気は?とか気になって
結局本人たちの今のコンテンツにまでたどり着いてしまいました。
次のステップは映像だけど、送り方にも工夫が必要
ここまで来て興味を持ってもらったら、やっと次はMVをみせるという流れになります。ただし、MVもとりあえずYouTubeのURLを送るという雑な方法ではいけません!
どこがカワイイかをちゃんと指定する & そのタイミングから再生が始まるURLを発行して送りつけましょう。そのときにサビが入っているとより良いです。
例えば、以下のようなイメージです。
この曲のラストのサビでのよったんの物憂げな感じがめちゃくちゃいいから見てみて〜(3:00くらいのとこ)、一応リンクはラスサビ始まる直前からで、3:30くらいのとこで歌は終わるからそこまで40秒位見てみて〜。
もはや介護に近い感じですが、これくらいまで指定してあげたほうがいいと思います。
これで興味を持つと其の人は勝手にチャンネル漁って他のMVとか見出します。
ここまできたらあとは最後の詰め「現場(LIVE)につれていく」を残すのみです。
ただLIVEでの連れて行き方も注意が必要です。
僕が今考えている正解は「対バンライブ or フェス形式のライブ(ギュウ農フェスとか)に連れて行くこと」です。
これワンマンのほうが誘いやすいという特性はあるのですが、
ワンマンは
①其のグループしかやらないので知らない曲が大半になってしまう、
②刺さらなかったときアイドル全体への評価がそこで決まってしまい次連れ出すハードルが極端にあがる、
という課題があります。
逆にフェスだとグループサイドも割と有名曲を並べるケースが多く時間も30分程度でみやすいですし、なにより他のアイドルもついでに見ることでそっちに興味を持てば、其のアイドルとの対バンとか一緒に出るイベントにまたリクルーティングする可能性をつなぐことができます。
また、現場に行ったら絶対に接触は体験させましょう。絶対に、です。
これは営業の世界でも通用するテクニックなんですが、人間は5感のうち沢山の感覚を使った記憶のほうが覚えがいいという特性があるので接触で握手したり、近くで匂いに触れたりするのは好きになるステップとして本当に有効なのです。
もっというと男性は異性のフェロモンをかぐ能力が女性より圧倒的に劣っているため横にいるくらいの距離じゃないと魅力を感じることができない動物です。故にカワイイも正義なのですが、物理的な近距離も正義なのです。
ゆえに僕は初現場の人にはできる限りチェキをおごって体験してもらうようにしています。
ここからはもうアイドル側の努力に任せる
ここまでしたとて好きになるかどうかはわかりません。
まぁでもそれは相性もあるし、好みもあるし、タイミングもあるし、アイドル側の実力もあるし、で第三者が預かり知れることではないのです。
ただ僕たち布教ヲタは様々の手法を駆使しながら、自分たちと同じように交通事故のような出会いで其のアイドルを好きになってくれる人を一人でも増やそうと努力を続けるのです。
ぜひ沢山の布教ヲタの皆様のお役に少しでも立てれば幸いです。
めっちゃ長文になってしまいました。。。
それではまた次の記事でお会いしましょう。
かしこ。