能書き以上 音楽未満

好きな人や物が多過ぎて、見放されないようにただ過ぎ去る日々を綴っています。

「カメラを止めるな!」の感想から見えてくるものがある、と云う話

お晩です、よつうちです。
お昼休みにこの記事を書いているので外は真っ昼間、何が「お晩です」じゃいと心の中のGhostが囁くので電脳世界の塵芥にしてやりましたよ。

昨日巷で話題の「カメラを止めるな!」を観てきたので、その感想を書こうかなと。

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とはいえ感想が世間にあふれている

のでので、普通に感想を書くと映画通の方の流麗な批評にクオリティの面で勝てないしわけで、趣味で書いているブログで敗北感を味わいに行くほど精神的自虐性が高いわけではないので、ここは大人しく自分なりの知ったようなことを書いて、いつもどおりの「そこそこ」の着地を目指したいわけです。

で、この「カメラを止めるな!」っていう作品は賛否両論と言うか、めっちゃ絶賛している人が多い傍らで、なぜか怒ったりムカついたりしている人がいるんですよね。

もちろん、映画見たくらいで怒らんでもいいやん、と思ったりする斜に構える現代ボーイな私ではあるのですが、映画を見てみたところ、「なるほど。こういうロジックで怒ってるのか」というのはちょっと理解できた気がするのでその点について開設していきたいなと思ってます。

そもそもどんな映画?

これは言及しすぎるとネタバレになるので、出来る限り控えますがネタバレが嫌いな人はこの先読まないほうが良いかもです。






大丈夫ですかね?

では、本題に入ると、「カメラを止めるな!」という映画はメタ視点×コミカライズというのがひとつキーワードだったと感じました。もう少し言うとこのメタ視点を全て「コミカルに解説する」ということが作品の面白さを構築しているなぁという感想です。これ以上の解説は控えますね、気になったらとりあえず映画見て下さい。

※「メタ視点」をここでは『「枠外」から俯瞰している態度、視点』という意味で使っています。

何でそれがリトマス試験紙やねん?!

上記の通り、作品自体が「作品を枠外から俯瞰して観て笑う」という作りなので、映画を芸術作品だと捉えると結構受け入れ難い作りなんじゃないかなぁ、と。
かつ、映画の芸術性を重視する人は「わかりやすく解説される」ということにも、なんか介護されている感があり(解釈力を低く見積もられてる的な意味で)「なめるな!」という感想にいきつくのかなぁ、と。

なので、「映画」を【娯楽】と捉えてる人はあははって笑えて面白かったねぇって反応になって、【芸術(もしくは作品)】と強く捉えている人にとっては下らないし、笑えないし、何なら舐められてムカつく! みたいになるのではないかな、と。

全然的はずれかもしれませんがね。

 

この結論に行き着いた理由

僕が「音楽」だとムカつく側に位置するなぁと思ったからです。
なぜか僕は「音楽」を格式に上下がある【芸術】だと捉えているフシがあって、故にメタっぽい歌詞とか曲って一過性の流行りのように見えてしまって熱狂できないですよね。

まぁちょっと過激に書いたほうが呼んでて面白いかと思って、「ムカつく」と書きましたが実際はなんか好きになれない、くらいのレベルです。勿論、岡崎体育さんもキュウソネコカミさんも曲聞いてるのは面白いし嫌いじゃないです。

故に王道っぽくストロングスタイルで戦っているサカナクションの山口さんとか好きなんですよね。

脱線しましたが

カメラを止めるな!」は自分の作品への向き合いかたをチェックするという意味でもおすすめな映画ですよ、というお話でした。普通に面白いから見に行ってもいいと思います!

あと、伏線の回収についてあとで話題にできるから、カップルで行く分にもおすすめ。
一緒に行くのにおすすめじゃない人は全然知らない他人で、その人とカップルシートとかで鑑賞するとそんなに楽しめないと思うので気をつけてくださいね!

以上となります。
また次のどうでもいい話でお会いしましょう。

かしこ